安全に進めるための基礎
このページでは、AIコーディングを安全に進めるための基本をまとめます。
3つの確認習慣
実行前:このコマンドは何をするのか
commit前:どのファイルを変更したのか
公開前:誰に何が見えるのか
注意が必要な操作
sudo
管理者権限でコマンドを実行します。
便利ですが、影響が大きい操作です。
実行前に、何を管理者権限で変えるのかを確認してください。パッケージを入れるだけなのか、システムファイルを書き換えるのかでリスクが変わります。
rm
ファイルを削除します。
削除したファイルは簡単には戻せない場合があります。
特に rm -r はディレクトリごと削除します。実行前に pwd と ls で場所を確認してください。
chmod / chown
ファイルの権限や所有者を変更します。
権限を誤ると、実行できない、読み取れない、逆に広く読めてしまうなどの問題が起きます。
戻し方は元の権限や所有者を知っている場合に限られます。変更前に ls -la の結果を残しておくと調査しやすくなります。
curl | sh / curl | bash
インターネットから取得したスクリプトを、そのままシェルで実行します。
公式手順で使われることもありますが、何を実行しているか理解する必要があります。
短く便利に見えますが、取得した内容を確認する前に実行します。公式サイトのURLか、通信先が正しいか、代替手順があるかを確認してください。
npm install -g
npmパッケージをグローバルコマンドとしてインストールします。
Codex CLIやClaude Codeのようなツール導入で使う場合があります。便利ですが、自分の環境に新しいコマンドを追加します。
実行前に、パッケージ名が公式ドキュメントと一致しているか、追加されるコマンドは何か、アンインストール方法があるかを確認してください。
PATH変更
同じコマンド名でも、実行されるプログラムが変わる可能性があります。
変更後は command -v と --version で、どのコマンドが使われるか確認してください。戻すときは、追加した .zshrc のブロックを削除します。
.env
秘密情報を入れることがあるファイルです。
公開リポジトリにcommitしないでください。
.gitignore に入っているか、git status に表示されていないかを確認します。誤って公開した場合は、ファイルを消すだけでは不十分で、キーの無効化や履歴対応が必要になることがあります。
SSHキー
GitHubへ接続するための認証情報です。
id_ed25519.pub のように .pub で終わる公開鍵はGitHubへ登録できます。id_ed25519 のように .pub が付かない秘密鍵は、自分のPCの外に出しません。
公開鍵を登録する前に、貼り付ける内容が .pub のファイルであることを確認してください。秘密鍵を誤って公開した場合は、その鍵を使うのをやめ、GitHub側から削除し、新しい鍵を作り直します。
GitHubトークン
GitHubのアクセストークンは、パスワードに近い権限を持つ場合があります。
AIへの相談文、公開リポジトリ、スクリーンショット、学習ログに貼らないでください。誤って公開した場合は、文字列を消すだけでなく、GitHub側でトークンを無効化します。
公開リポジトリで避けるもの
- APIキー
- アクセストークン
- パスワード
- 個人情報
- 業務上の機密
- 社内URL
- 顧客情報
- 未公開資料
AIに聞くプロンプト
次の操作を実行する前に、安全面の注意点を説明してください。
何が起きるか、失敗した場合の影響、戻し方を初心者向けに教えてください。
操作:
安全確認テンプレート
迷ったら、実行前に次を埋めます。
実行するコマンド:
今いるディレクトリ:
このコマンドが変更するもの:
必要な理由:
失敗した場合に起きそうなこと:
確認方法:
戻し方: