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LLMとモデルを区別する

この章でできるようになること

LLM、モデル、AIツール、アプリの違いを大まかに説明できるようになります。

第0部で入れたCodexやClaude Codeは、モデルそのものではありません。 この章では、名前が混ざりやすい部分を整理します。

まず知っておくこと

LLMは Large Language Model の略です。 日本語では大規模言語モデルと呼ばれます。

LLMは、人間の言葉やコードのようなテキストを扱うモデルです。 質問に答えたり、文章を書いたり、コードの続きを提案したりできます。

LLMは生成AIを支える代表的な仕組みの1つです。 ただし、学習の最初から内部の計算方法まで理解する必要はありません。 まずは「言葉やコードを扱うモデル」だと捉えます。

モデルとツールは別

開発で出てくる名前には、いくつかの種類があります。

モデル
→ 文章やコードを生成する中核

ツール
→ モデルを使って作業しやすくする道具

アプリ
→ ユーザーが操作する画面やサービス

モデル、ツール、アプリを分けて見る

たとえば、GPT、Claude、Gemini、Llama、Qwen、DeepSeekなどは、モデルやモデル系列の名前として出てくることがあります。

一方、ChatGPT、ClaudeのWebチャット、Codex、Claude Code、GitHub Copilot、Cursorのような名前は、ユーザーが使う製品やツールとして出てきます。

名称や提供形態は変わることがあります。 ここで大事なのは、最新の一覧を暗記することではなく、「モデル」と「道具」を分けて見ることです。

たとえば、同じモデルを複数のアプリやツールから使えることがあります。 逆に、同じツールでも、設定やプランによって使うモデルが変わることがあります。 名前だけで判断せず、「何の役割をしているのか」を見ます。

クラウドモデルとローカルLLM

AIモデルには、クラウド上で動くものと、自分のPCや手元のサーバーで動かすものがあります。

クラウドモデルは、提供元のサーバーで動きます。 高性能なモデルを使いやすい一方で、入力する内容の扱いに注意が必要です。

ローカルLLMは、自分のPCなどで動かします。 手元で動かせる安心感がある一方で、PC性能、セットアップ、速度、品質の制約があります。 ローカルLLMでも、モデルの入手元、ログの保存先、外部サービスとの連携有無は確認します。

この教材では、最初からローカルLLM環境を必須にはしません。 第0部では、学び始めやすさを優先してCodexまたはClaude Codeを使える状態にしました。

ローカルLLMや他のAIコーディングツールに興味がある場合は、リファレンスの AIコーディングツールの選び方 で概要を確認できます。

モデルは選べば終わりではない

モデルによって得意不得意があります。

  • 長い文章を読むのが得意なもの
  • コード生成が得意なもの
  • 高速なもの
  • 手元で動かしやすいもの
  • 費用や利用制限が異なるもの

ただし、どのモデルを選んでも、確認は必要です。 モデル名が有名でも、作業ディレクトリを間違えれば、見てほしいファイルを見ていないことがあります。

やってみる

AIに、自分が使っているAIツールを説明してもらいます。

私は今、CodexまたはClaude Codeのようなコーディングエージェントを使っています。

モデル、AIツール、Webチャット、コーディングエージェントの違いを、
初心者向けに短く整理してください。

特定サービスの最新仕様は変わる前提で、暗記よりも見分け方を重視してください。
まだファイルは変更しないでください。

何が起きたのか

第0部では、AIツールをインストールしてログインしました。 それはモデルをPCに入れたという意味ではありません。

多くの場合、手元のツールはクラウド上のモデルと通信しながら、ローカルのファイルやターミナル操作を助けます。

つまり、次のように分けられます。

手元のPC
→ ファイル、ターミナル、作業ディレクトリ

AIツール
→ ローカル作業とモデルをつなぐ道具

モデル
→ 文章やコードを生成する中核

つまり、codexclaude というコマンドを起動したとき、手元のコマンド、ローカルファイル、クラウド上のモデルが連携している場合があります。 どの情報がどこへ渡るかは、使っているツールや設定によって変わります。

運用者の視点

「どのモデルが最強か」だけを見ると、運用で失敗します。

実際には、次も見ます。

  • 入力してよい情報か
  • 料金や利用制限があるか
  • 生成結果を確認できるか
  • 作業ログや変更差分を追えるか
  • 自分のチームや学習目的に合っているか

この教材では、特定のモデル名の暗記よりも、道具を判断する視点を優先します。

モデルやツールの最新事情は変わり続けます。 具体的な導入手順や対応OSを確認するときは、公式ドキュメントを見ます。

AIに聞いてみよう

次の名前を、モデル、AIツール、Webサービス、エディタ支援のどれに近いか分類してください。

- GPT
- Claude
- Gemini
- Llama
- Qwen
- DeepSeek
- ChatGPT
- Claude Code
- Codex
- GitHub Copilot

最新仕様は変わる前提で、分類の考え方を説明してください。
まだファイルは変更しないでください。

次へ

次は、Webチャットとコーディングエージェントを区別します。