第4部:ローカルだけで小さく自動化する
第4部では、GitHubや公開を使わず、自分のPCの中だけで小さな自動化を作ります。
第1部で学んだCLI、シェル、PATH、権限、パッケージ管理を、実際の小さなプログラムで使います。 第3部で学んだGitの確認も使い、AIが変更した内容をcommit前に見ます。
この部のゴール
シェルスクリプトとGoで、ローカルだけで動く小さな道具を作れるようになることがゴールです。
また、定期実行の入口としてcronとlaunchdを知り、「勝手に動く仕組み」を設定する前に、影響範囲と止め方を確認できる状態を目指します。
この部で回収すること
第4部では、第0部と第1部で先に触れた内容を、実作業に接続します。
chmod +xと実行権限./script.shの意味- PATHを通すとは何か
- HomebrewやaptでGoを入れる意味
go runとgo build- 標準入力、標準出力、標準エラー、終了ステータス
- AIに小さな改善を頼み、Git差分で確認する流れ
- 定期実行は便利だが、止め方まで確認する必要があること
予定する章立て
1. 練習用自動化リポジトリを作る
第3部と同じ考え方で、教材リポジトリとは別の練習用リポジトリを作ります。 最初はシェルスクリプトで、ファイルにログを追記する小さな道具を作ります。
2. 実行権限とPATHを体験する
chmod +x、./script.sh、PATHの意味を確認します。
第1部で見た「パスを通す」を、ここで実感できるようにします。
3. Goで小さなCLIを作る
Goを使う直前にインストールし、go run と go build を試します。
コンパイル言語と実行ファイルの感覚を作ります。
4. 標準入力・標準出力・終了ステータスを知る
スクリプトやCLIが、入力を受け取り、出力し、成功失敗を返す仕組みを扱います。
5. cronとlaunchdで定期実行を知る
Linux/WSL Ubuntuではcron、macOSではlaunchdの入口を扱います。 いきなり複雑な自動化はせず、ログに時刻を残す程度の安全な例で考えます。
6. 自動化をAIとGitで見直す
AIに改善案を出させ、変更前後をGitで確認します。 最後に、定期実行の解除やログの確認まで含めて見直します。
この部で使う主なコマンド
mkdircdchmodcommand -vgo versiongo rungo buildecho $?crontablaunchctlgit statusgit diffgit commit
進め方
第4部では、実行するコマンドの影響範囲を毎回確認します。
特に、実行権限、PATH、定期実行は、便利な反面、間違えると「意図しないものが動く」状態を作ります。 第1部で危険なコマンドを先に見たのは、この部で安全に試すためでもあります。