探索を任せる
この章では、コードベースの調査や関連ファイルの確認を、読み取り中心でサブエージェントに任せます。
探索は、サブエージェントに任せやすい作業です。 まだ編集せず、どこを見ればよいか、何が関係しているかを調べてもらいます。
この章でできるようになること
- 探索タスクを読み取り中心で依頼できる
- 調査結果に必要な出力形式を指定できる
- 探索結果をそのまま実装判断にしないで扱える
探索で任せること
探索役には、次のような作業が向いています。
- 関連ファイルを探す
- 既存の命名や文体を調べる
- 設定ファイルや確認コマンドを探す
- 似た実装や既存パターンを探す
- 変更候補を整理する

編集させない
探索では、まだファイルを編集させません。
理由は、調査結果を見てから方針を決めるためです。 探索の段階で編集まで進むと、調査と実装が混ざり、あとから判断しにくくなります。
探索依頼には、必ず次のような制約を入れます。
読み取り中心で調査してください。
まだファイル編集、削除、commit、pushはしないでください。
探索依頼の例
サブエージェントに探索を頼むときは、対象と出力を絞ります。
このリポジトリで、Advanced第7部の章本文に近い文体や構成を調査してください。
読み取り中心でお願いします。
確認してほしいこと:
- 既存の発展編章でよく使われている見出し構成
- 画像参照の置き方
- AIに聞いてみようの書き方
- 次章リンクの書き方
出力:
- 参考になるファイル
- 共通パターン
- 今回の実装で守るべき注意点
まだファイル編集、削除、commit、pushはしないでください。
探索結果は、メインの作業者が読んで採用判断します。
よい探索結果
よい探索結果には、次の要素があります。
- どのファイルを見たか
- 何が共通していたか
- 何が例外だったか
- 今回の作業にどう影響するか
- まだ不明な点は何か
「見ました。問題ありません」だけでは、判断材料が足りません。 探索役には、根拠と対象を短く出してもらいます。
やってみる
自分のプロジェクトで、探索役に頼む調査を1つ書きます。
調査目的:
見てほしい場所:
見なくてよい場所:
出力してほしい形式:
禁止すること:
「見なくてよい場所」も書くと、探索範囲が広がりすぎるのを防げます。
AIに聞いてみよう
AIに、探索依頼文を改善してもらいます。
サブエージェントに読み取り中心の探索を頼む依頼文を作りたいです。
次の条件で、依頼文を改善してください。
- 目的、対象、見なくてよい場所、出力形式を含める
- ファイル編集、削除、commit、pushは禁止する
- 実装判断は人間が行う前提にする
- 曖昧なところがあれば、先に質問すべき点も出す
何が起きたのか
この章では、探索をサブエージェントに任せる方法を扱いました。
探索は読み取り中心にし、対象、出力、禁止事項を明確にします。 次章では、書き込み範囲を限定して実装を任せる方法を扱います。
次へ
次は、実装を任せます。