発展編 第1部:AIに任せるための作業環境
第1部では、AIに頼む内容だけでなく、AIが働く環境そのものを設計する視点を作ります。
基本編では、AIに小さな作業を頼み、差分や動作を確認しながら進めました。 発展編では、その確認習慣を保ったまま、AIに見せる情報、使わせる道具、守らせる制約、確認手順を整理します。
この部のゴール
AIに任せる前に、何を決め、何を見せ、何を確認すべきかを説明できるようになることがゴールです。
AIを信じ切るのではなく、AIが安全に動ける条件を人間が整える、という見方を身につけます。
この部で学ぶこと
- AIに任せるための作業環境とは何か
- AIへのお願いと、AIが働く仕組みの違い
- 指示、制約、道具、確認手順を分ける考え方
- AIに見せる情報の範囲を、人間が設計する考え方
- コンテキストウィンドウと、会話だけに頼らない作業設計
- AIに任せる範囲を広げる前に、確認できる構造を作る理由
- 人間が持つべき目的、判断、責任
予定する章立て
1. AIに任せる範囲を広げる前に
AIにできることを増やす前に、どの作業を任せ、どの判断を人間が持つかを整理します。
2. AIが働く環境を分解する
AGENTS.md、要件メモ、補助コンテキスト、プロンプトテンプレート、skills、確認コマンドなどの役割を分けます。
3. 見せる情報と見せない情報を決める
AIに見せると助けになる情報と、見せてはいけない秘密情報を分けます。
4. 変更前後で確認できる形にする
git status、git diff、build、test、lintなど、AIの作業を受け止める確認手順を整理します。
5. 第1部の確認
自分のプロジェクトで、AIに任せるための作業環境に何が必要かを棚卸しします。
到達目標
- AIに任せるための作業環境の役割を説明できる
- AIに任せる前に、決めること、見せること、確認することを分けられる
- AIの作業結果を確認できる形にしてから依頼できる
次へ
次は、リポジトリごとの作業方針をAGENTS.mdに書き、AIの振る舞いを安定させます。