長期タスクを任せる前に
この章では、AIに長めの作業を頼む前に、目的、制約、完了条件、やらないことを整理します。
長期タスクは、AIに一気に任せるほど途中で方針がずれやすくなります。 最初に何を達成したいのか、どこで止まるのかを決めておきます。
この章でできるようになること
- 長期タスクの目的と完了条件を分けられる
- やらないことを先に決められる
- AIに着手前の整理を頼める
4つを先に書く
長期タスクを始める前に、次の4つを書きます。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 目的 | 何のためにやるか |
| 制約 | 守る条件、変えてはいけない範囲 |
| 完了条件 | どこまでできたら完了か |
| やらないこと | 今回は扱わないこと |

やらないことを決める理由
長期タスクでは、途中で「ついでにこれも直そう」が増えます。 AIも、よかれと思って周辺の改善を提案することがあります。
しかし、範囲が広がるほど、確認が難しくなります。 そのため、やらないことを先に書きます。
今回はやらないこと:
- デザイン全体の作り直し
- ライブラリの入れ替え
- 公開設定の変更
- unrelatedなリファクタ
やらないことは、作業を弱くするためではなく、完了させるための境界です。
AIに整理を頼む
AIには、すぐ実装させず、まず整理を頼みます。
長期タスクを始める前に、目的、制約、完了条件、やらないことを整理したいです。
私の説明を読んで、次の形にまとめてください。
- 目的
- 制約
- 完了条件
- やらないこと
- 不明点
- 最初に確認すべきファイルやコマンド
まだファイル編集、削除、commit、pushはしないでください。
AIに不明点を出させると、着手前に曖昧さを減らせます。
最初のチェックポイント
長期タスクでは、最初のチェックポイントも決めておきます。
たとえば、次のようにします。
最初のチェックポイント:
- 関連ファイルの調査が終わる
- 計画が出る
- 変更予定ファイルが列挙される
- まだ編集は始めない
最初から実装へ進まず、調査と計画で一度止まります。
やってみる
自分がAIに頼みたい長めの作業を1つ選び、次を書きます。
タスク名:
目的:
制約:
完了条件:
やらないこと:
最初のチェックポイント:
書けない項目がある場合は、まだAIに実装を頼むには早い状態です。
AIに聞いてみよう
AIに、長期タスクの境界設定を練習してもらいます。
長期タスクをAIに頼む前の整理について、5問の一問一答で練習したいです。
- 1問ずつ状況を出す
- その直下に A: 目的、B: 制約、C: 完了条件、D: やらないこと の選択肢を毎回表示する
- 私が回答するまで、答え、採点、解説を表示しない
- 私が回答したあと、その問題だけを採点し、理由を説明する
- 解説後に、次の問題を1問だけ出す
- ファイル編集、削除、commit、pushはしない
何が起きたのか
この章では、長期タスクの着手前に目的、制約、完了条件、やらないことを整理しました。
次章では、AIに質問役を頼み、人間が回答しながら要件を引き出します。
次へ
次は、AIに質問してもらいます。