第4部の確認
この章では、第4部で扱ったプロンプトテンプレートを振り返ります。
プロンプトは、毎回その場で書くお願い文ではありません。 よく使う依頼は、目的、入力、出力形式、制約、確認を含むテンプレートにしておくと、AIとの作業が安定します。
この章でできるようになること
- 自分がよく使う依頼を3つ選べる
- 依頼をテンプレートの形に整理できる
- 使った結果をもとにテンプレートを改善できる
第4部で作ったテンプレート
第4部では、次のテンプレートを扱いました。
- AIに質問役を頼むテンプレート
- 修正観点を洗い出すテンプレート
- レビュー依頼テンプレート
- 練習問題テンプレート
これらに共通する考え方は、AIに出してほしい結果だけでなく、作業の進め方まで指定することです。

よく使う依頼を3つ選ぶ
まず、自分がAIによく頼むことを3つ選びます。
例です。
- 要件を整理するために質問してもらう
- 文章の修正観点を洗い出す
- 変更後の差分をレビューしてもらう
選んだら、それぞれをテンプレート化します。
依頼名:
目的:
入力:
出力形式:
制約:
確認:
この形にすると、依頼文が毎回ぶれにくくなります。
使ってから直す
テンプレートは、一度作って終わりではありません。
実際に使ってみると、次のような問題が見つかります。
- 質問が多すぎる
- 出力が長すぎる
- 期待した形式になっていない
- 勝手に編集しようとする
- 確認タイミングが遅い
その場合は、テンプレートに制約や出力形式を追加します。
たとえば、出力が長すぎるなら、次を入れます。
出力は重要度が高い順に3つ以内にしてください。
勝手に編集しようとするなら、次を入れます。
私が了承するまで、まだファイル編集はしないでください。
やってみる
第4部で扱ったテンプレートから1つ選び、自分の作業に合わせて書き換えます。
次の観点を確認します。
- 目的が明確か
- 入力が具体的か
- 出力形式が決まっているか
- してはいけないことが書かれているか
- どこで人間が判断するかが書かれているか
すべて入っていなくても構いません。 不足しているところが、次に改善するポイントです。
AIに聞いてみよう
AIに、自分のテンプレートをレビューしてもらいます。
次のプロンプトテンプレートをレビューしてください。
観点:
- 目的が明確か
- 入力が具体的か
- 出力形式が決まっているか
- 制約が明確か
- 人間が確認するタイミングがあるか
- 初学者が使える具体性があるか
出力形式:
- よい点を3つ以内
- 改善点を3つ以内
- 改善後のテンプレート
まだファイル編集、削除、commit、pushはしないでください。
この依頼では、AIにテンプレートそのものを改善してもらいます。 テンプレートを育てることで、次回以降のAI作業が安定します。
何が起きたのか
第4部では、プロンプトを作業テンプレートとして扱いました。
質問、観点洗い出し、レビュー、練習問題は、どれも一回限りの依頼ではありません。 よく使う作業ほど、テンプレートにして改善していく価値があります。
次の第5部では、さらに一歩進めて、繰り返し使う知識や手順をskillsとして切り出す考え方を扱います。
次へ
次は、skillsでAIをカスタマイズします。