必要ならskillsを作る
この章では、繰り返し使う専門手順がある場合だけ、skill化を検討します。
skillは便利ですが、最初から増やす必要はありません。 AGENTS.mdとプロンプトテンプレートで足りるなら、それで十分です。
この章でできるようになること
- skillを作るべき作業か判断できる
- AGENTS.md、テンプレート、skillの置き場所を分けられる
- skillを増やしすぎない判断ができる
skill化する前に見ること
skill化を考える前に、次を確認します。
- 何度も同じ作業を頼んでいるか
- 毎回同じ注意点を書いているか
- その作業だけで必要な専門手順があるか
- 出力形式や確認方法を揃えたいか
- AGENTS.mdに入れるには長すぎるか

置き場所を分ける
AGENTS.md、プロンプトテンプレート、skillは役割が違います。
| 置き場所 | 向いている内容 |
|---|---|
| AGENTS.md | 常に守る方針 |
| プロンプトテンプレート | 会話で繰り返し使う依頼文 |
| skill | 特定作業で使う手順や判断基準 |
迷ったときは、まずプロンプトテンプレートにします。 本当に繰り返し使い、手順が長くなってきたらskill化を検討します。
skill化しない例
次のような内容は、skill化しなくても構いません。
- 1回だけの作業
- まだ固まっていない要件
- プロジェクト全体で常に守る安全方針
- 秘密情報や個別の認証情報
- 気分で変わる好み
skillは、AIに再利用させる手順書です。 未確定の要件や秘密情報を入れる場所ではありません。
AIに判断を頼む
AIには、skill化するべきかを分類させます。
次の作業を、AGENTS.md、プロンプトテンプレート、skill、作業メモのどこに置くべきか分類してください。
判断基準:
- 常に守る方針ならAGENTS.md
- 会話で使う依頼文ならプロンプトテンプレート
- 特定作業の長い手順ならskill
- まだ固まっていないものは作業メモ
分類理由も短く書いてください。
まだファイル編集、削除、commit、pushはしないでください。
分類結果を見て、人間が採用する置き場所を決めます。
やってみる
自分のプロジェクトで、skill候補を1つ考えます。
候補作業:
何度も使うか:
専門手順があるか:
AGENTS.mdでは長すぎるか:
テンプレートで足りるか:
今skill化するか:
「今は作らない」という判断も正しい判断です。
AIに聞いてみよう
AIに、skill化判断の練習問題を出してもらいます。
skill化するべきかどうかを判断する練習をしたいです。
5問の一問一答でお願いします。
- 1問ずつ作業例を出す
- その直下に A: AGENTS.md、B: プロンプトテンプレート、C: skill、D: 作業メモ の選択肢を毎回表示する
- 私が回答するまで、答え、採点、解説を表示しない
- 私が回答したあと、その問題だけを採点し、理由を説明する
- 解説後に、次の問題を1問だけ出す
- ファイル編集、削除、commit、pushはしない
何が起きたのか
この章では、必要な場合だけskillを作る判断を扱いました。
最初からskillを増やすのではなく、繰り返し使う専門手順が見えてから切り出します。 次章では、build、test、review、commit前確認の流れを整えます。
次へ
次は、確認手順を整えます。