発展編の確認
この章では、第10部と発展編全体を振り返ります。
発展編では、AIに大きな作業を丸投げするのではなく、AIが迷わず安全に働ける作業環境を人間が設計してきました。 最後に、自分のプロジェクトで何をAIに任せ、何を人間が確認するかを説明します。
この章でできるようになること
- 自分のAI開発環境の基本セットを説明できる
- AIに任せる範囲と人間が確認する範囲を分けられる
- 発展編の学びを自分のプロジェクトへ持ち帰れる
発展編で作ったもの
発展編では、次の要素を扱いました。
- AIに任せるための作業環境
- AGENTS.md
- コンテキストウィンドウと作業メモ
- プロンプトテンプレート
- skills
- 安全確認
- AIレビュー
- サブエージェント運用
- 長期タスクの進め方
- 自分用のAI開発環境

自分の基本セット
自分のプロジェクトでは、最初から全部を入れる必要はありません。
まずは、次の基本セットを目指します。
AGENTS.md:
AIに常に守ってほしい方針
プロンプトテンプレート:
よく使う依頼文
確認手順:
差分、秘密情報、build、review、commit前確認
要件メモ:
長期タスクの正本
skillsやサブエージェントは、必要になってから増やします。
AIに任せる範囲
AIに任せる範囲は、広げても構いません。 ただし、確認できる形にします。
AIに任せる:
- 調査
- 下書き
- 小さな実装
- 差分レビュー
- 要件整理
人間が確認する:
- 目的
- 公開してよいか
- 秘密情報
- 採用判断
- commit、push、公開
AIに任せる量を増やしても、安全確認の軸を失わないことが大切です。
やってみる
自分のプロジェクトで、AI開発環境の基本セットを説明します。
プロジェクト名:
AIに任せる作業:
人間が確認する作業:
AGENTS.mdに書くこと:
テンプレートにする依頼:
確認手順:
今後育てる候補:
この表が書ければ、発展編の内容を自分の作業へ持ち帰る準備ができています。
AIに聞いてみよう
AIに、発展編全体の理解確認を頼みます。
AIと継続開発するための作業環境について、5問の一問一答で確認したいです。
- 1問ずつ問題を出す
- 各問題の直下に A/B/C の選択肢を毎回表示する
- 私が回答するまで、答え、採点、解説を表示しない
- 私が回答したあと、その問題だけを採点し、理由を説明する
- 解説後に、次の問題を1問だけ出す
- ファイル編集、削除、commit、pushはしない
何が起きたのか
この章では、第10部と発展編全体を振り返りました。
AI開発環境は、AIに判断を渡すためではなく、人間が目的、判断、責任を持ったまま、AIに任せられる範囲を広げるためのものです。
必要に応じて、基本編の成果物リポジトリや、自分の別プロジェクトに同じ考え方を適用していきます。
次へ
発展編はここで一区切りです。