GitHubで公開されるものを確認する
この章でできるようになること
GitHub上で公開される可能性がある情報を理解し、Pull Requestを出す前に確認できるようになります。
まず知っておくこと
GitHubは、リポジトリを置き、変更を共有するサービスです。
公開リポジトリでは、次の情報が他の人から見える可能性があります。
- GitHubユーザー名
- プロフィール
- commit
- Pull Request
- コメント
- 追加したファイル
- commitに記録された名前とメールアドレス
第1部で扱った秘密情報の考え方を、ここでも使います。

commit用メールアドレス
Gitのcommitには、名前とメールアドレスが記録されます。
第3部や第6部では、練習用に learner@example.com を使いました。
GitHubにpushするcommitでは、GitHubのメールプライバシー設定を確認します。
GitHubには、個人メールアドレスを公開しないためのnoreplyメールアドレスがあります。 正確な値は、GitHubのSettingsのEmailsで確認してください。 この値は自分のアカウントごとに違うため、AIに決めさせません。
PR練習用リポジトリでは、次のように設定します。
git config user.name "YOUR_GITHUB_USERNAME"
git config user.email "YOUR_GITHUB_NOREPLY_EMAIL"
YOUR_GITHUB_USERNAME と YOUR_GITHUB_NOREPLY_EMAIL は、自分の値に置き換えます。
この設定は、次章以降でPR練習用リポジトリをcloneしてから、そのリポジトリの中で行います。
SSH公開鍵と秘密鍵
GitHubに接続するとき、SSH鍵を使うことがあります。
SSH公開鍵は、GitHubに登録してよい鍵です。
SSH秘密鍵は、自分だけが持つ鍵です。
多くの場合、公開鍵のファイル名は .pub で終わります。
秘密鍵は .pub が付かないファイルです。
秘密鍵はAIに貼りません。 GitHubにも貼りません。
公開鍵
→ GitHubに登録してよい
秘密鍵
→ 自分だけが持つ。貼らない、公開しない
この部では、SSH設定を必須にしません。 HTTPSやブラウザ認証で進められる場合は、それで構いません。 秘密情報やSSH鍵の扱いは、リファレンスの 安全の基本 でも確認できます。
感想PRで書かないこと
この教材では、reviews/ に感想ファイルを追加します。
書かないもの:
- 本名を出したくない場合の本名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 学校名や勤務先など公開したくない所属
- APIキー
- トークン
- 秘密鍵
- 認証コード
- 他人を攻撃する内容
公開される文章なので、AIが書いた文章でも自分で確認します。
AIに聞いてみよう
AIに、公開前チェックを頼みます。
GitHubでPull Requestを出す前に、公開される可能性がある情報を確認したいです。
確認したい観点:
- GitHubユーザー名
- commitに記録される名前とメール
- PR本文
- 追加するMarkdownファイル
- 秘密情報や個人情報
- SSH公開鍵と秘密鍵の違い
まだファイルは変更しないでください。
何が起きたのか
第0部では、GitHub上の教材リポジトリをcloneしました。 そのときは、見る側でした。
第7部では、GitHubに自分の変更を送ります。 見る側から、変更を提案する側に変わるため、公開される情報を先に確認しています。
運用者の視点
GitHubに出す情報は、後から消しても履歴や通知に残ることがあります。
送る前に次を見ます。
git status
git diff
git log --oneline
そして、GitHub上のPR画面でも最終確認します。
commitポイント
この章では、まだファイルは変更しません。 commitは不要です。
次へ
次は、Starとforkを体験します。