第7部の確認
この章では、第7部で扱ったAIレビューの設計をまとめます。
AIレビューは、AIの答えを信じるためではなく、人間が判断する材料を増やすために使います。 観点を分け、結果を分類し、対応後に再確認する流れを作ります。
この章でできるようになること
- 複数観点のレビュー依頼文を作れる
- 実装AIとレビューAIを分ける意味を説明できる
- レビュー結果を採用判断までつなげられる
第7部で扱ったこと
第7部では、次の流れを扱いました。
- レビュー観点を分ける
- 実装レビューを差分ベースで頼む
- 初学者視点レビューで前提と順番を見る
- セキュリティレビューで秘密情報と危険操作を見る
- レビュー結果を採用判断する

実装AIとレビューAIを分ける
同じAIに実装とレビューを頼むこともできます。 ただし、役割を分けると、見る観点を切り替えやすくなります。
実装AI:
目的に沿って変更を作る
レビューAI:
変更を疑い、リスクや不足を探す
人間:
目的、採用判断、公開判断を持つ
役割を分けても、責任がAIに移るわけではありません。 最後に受け入れるかどうかは、人間が判断します。
レビュー依頼セットを作る
自分がよく使うレビュー依頼を、短くまとめます。
実装レビュー:
初学者視点レビュー:
セキュリティレビュー:
レビュー指摘の採用判断:
この依頼セットは、プロンプトテンプレートやAGENTS.mdの候補になります。 どこに置くかは、第10部で整理します。
やってみる
同じ差分に対して、観点の違うレビュー依頼を2つ作ります。
対象の差分:
レビュー1の観点:
レビュー1の依頼文:
レビュー2の観点:
レビュー2の依頼文:
レビュー結果を分類する方法:
レビュー依頼を分けるだけで、AIの見方が変わることを確認します。
AIに聞いてみよう
AIに、レビュー設計の練習問題を出してもらいます。
AIレビューの設計について、5問の一問一答で練習したいです。
- 1問ずつ状況を出す
- その直下に A/B/C の選択肢を毎回表示する
- 私が回答するまで、答え、採点、解説を表示しない
- 私が回答したあと、その問題だけを採点し、理由を説明する
- 解説後に、次の問題を1問だけ出す
- ファイル編集、削除、commit、pushはしない
何が起きたのか
この章では、第7部の内容をレビュー設計としてまとめました。
AIレビューは、観点を分けるほど使いやすくなります。 次の部では、サブエージェントを使える環境で、探索、実装、レビューの役割分担を扱います。
次へ
次は、サブエージェントで役割分担します。