結果を統合する
この章では、サブエージェントの結果を人間が読み、採用するものと見送るものを判断します。
探索、実装、レビューを分けても、最後に結果をつなぐ作業が必要です。 ここをAI任せにすると、目的からずれた変更が混ざりやすくなります。
この章でできるようになること
- サブエージェントの結果を統合前に分類できる
- 探索、実装、レビューの結果を混ぜずに読める
- 次に進む条件と止まる条件を決められる
統合で見ること
統合では、次を確認します。
- 探索結果は、実装方針の根拠になっているか
- 実装結果は、指定した範囲に収まっているか
- レビュー結果に、対応すべき問題があるか
- 未確認のコマンドやリンクが残っていないか
- 人間が説明できる状態か

結果を分類する
複数の結果を受け取ったら、まず分類します。
採用する:
修正して採用する:
見送る:
追加確認する:
探索結果、実装結果、レビュー結果を一緒に貼り合わせないようにします。 種類ごとに見てから、採用判断をします。
次に進む条件
次に進んでよい条件を決めます。
たとえば、次のような条件です。
- 差分が担当範囲に収まっている
- 重大なレビュー指摘が残っていない
- 必要な確認コマンドが通っている
- 人間が変更理由を説明できる
条件を満たさない場合は、commitやpushへ進みません。
止まる条件
止まる条件も決めます。
- 触ってはいけないファイルが変わっている
- 秘密情報らしいものが見つかった
- レビュー指摘の重要度が高い
- buildやtestが失敗して理由がわからない
- サブエージェント同士の結果が矛盾している
止まることは、失敗ではありません。 確認できないまま進めるほうが危険です。
AIに統合メモを作らせる
AIには、統合判断の下書きを作らせることができます。
複数のサブエージェント結果を統合するためのメモを作ってください。
次の形で整理してください。
- 採用する内容
- 修正して採用する内容
- 見送る内容
- 追加確認が必要な内容
- commitやpushへ進む前に人間が見ること
まだファイル編集、削除、commit、pushはしないでください。
ただし、統合メモの最終判断は人間がします。
やってみる
サブエージェント結果が3つ来た想定で、次の表を埋めます。
探索結果から採用すること:
実装結果で確認すること:
レビュー結果で対応すること:
止まる条件:
次に進む条件:
この表を作ると、作業の終わり方が見えます。
AIに聞いてみよう
AIに、統合判断の練習問題を出してもらいます。
サブエージェント結果の統合判断について、5問の一問一答で練習したいです。
- 1問ずつ、探索・実装・レビュー結果の短い例を出す
- その直下に A: 採用する、B: 修正して採用する、C: 見送る、D: 追加確認する の選択肢を毎回表示する
- 私が回答するまで、答え、採点、解説を表示しない
- 私が回答したあと、その問題だけを採点し、理由を説明する
- 解説後に、次の問題を1問だけ出す
- ファイル編集、削除、commit、pushはしない
何が起きたのか
この章では、サブエージェントの結果を統合する流れを扱いました。
複数の結果は、採用、修正して採用、見送り、追加確認に分けます。 次章では、第8部全体を振り返り、探索、実装、レビューの依頼文を作ります。
次へ
次は、第8部の確認です。